NHK漫才コンクール3

NHK漫才コンクールの記録 その3

 

 1970年台後半より、有能な若手が登場するようになり、人気を集めるようになった。NHK漫才コンクールにも、後年の人気者が、続々と出演するようになる。

 ここで面白いのは、優勝したからとて、必ずしも売れたというわけではない点である。これまでは優勝して飛躍する例が多かったのに対し、ツービートやさがみ三太・良太のように優勝を逃しながらも独自の地位を築いた面々が増えた。

 或る意味では、それだけコンクールの権威も色あせ始めていた――とも言えなくはない。

 

24回 1976.3.6 イイノホール

優勝「民謡あれこれ」昭和のいる・こいる

準優勝「浪曲七変化」さがみ三太・良太

第三位「僕はスポーツマン」ツービート

 

「同棲時代」青空ピック・アップ

「新婚旅行」東京丸・京平

「カントリ・ソング」大空あきら・たかし

「ブルースリーの伝説」大空せんり・まんり

「ぼくのアパート」高峰愛天・東天

「それは先生」高峰和才・洋才

「君よ変革を志せ」星セント・ルイス

 

25回 1977.3.5

優勝「医者の息子」星セント・ルイス

準優勝「珍説・大村益次郎」(遠藤佳三作)高峰愛天・東天

 

「僕はガキ大将」ツービート

「バナナ・ボート」(日高はじめ作)日高やすお・たかお

「あゝ結婚」大空あきら・たかし

「家」桂光一・光二

「僕の体験」(大岩賞介作)東京丸・京平

「こめんなさい」高峰和才・洋才

「夢はデッカク」(遠藤佳三作)さがみ三太・良太

 

26回 1978.3.3

優勝「もしも……」東京丸・京平

3位「三太・良太の一年生」さがみ三太・良太

3位「ツービートの少年時代」ツービート

 

「野球の詩」青空ヒッチ・ハイク

「どちらが犯人」青空ピン児・ポン児

「別れは悲しい」大空あきら・たかし

「湯島の白梅」春日富士松・雪雄

「漫才誕生」桂光一・光二

「聖者のような人だった」高峰和才・洋才

「ファッションショー」Wチャンス

 

27回 1979.3.2

優勝「何が大切」青空ピン児・ポン児

 

「どうなってんの?」桂光一・光二

「僕の自慢」Wチャンス

「ザ・ヒットパレード」ツーヤング

「応援席のお嬢さん」(遠藤佳三作)高峰和才・洋才

「釣の天才」青空ヒッチ・ハイク

「ここに現代がある」大空あきら・たかし

「ほめ方心得帳」(遠藤佳三作)高峰東天・栄天

「僕たちの予算管理」(遠藤佳三作)東京助・玉助

「シャレ落ち夫婦喧嘩」(遠藤佳三作)春日富士松・しげる

 

28回 1980.2.29

優勝「エスカルゴ」 青空ヒッチ・ハイク

 

「平行線」大瀬ゆめじ・うたじ

「ジュークボックス」大空あきら・たかし

「カラオケ時代」大空ネット・ワーク

「お笑い’80」桂光一・光二

「西遊記」高峰和才・洋才

「百獣の王人間」ぽぱい(木田Q太・みのり)

 

29回 1981.2.27

優勝「平行線パートⅡ」大瀬ゆめじ・うたじ

 

「タダ酒も芸のうち」大空ネット・ワーク

「ことわざ問答」桂光一・光二

「うさぎ獲り大作戦」大空あきら・たかし

「ことわざアラカルト」高峰凡才・宮城英才

「料理教室」高峰和才・洋才

 

30回 1982.2.27

優勝「信じる糸」大空あきら・たかし

 

「怒り」青空一歩・三歩

「お年寄りを大切に」東京助・玉助

「二ヶ国語放送」大空ネット・ワーク

「夢を持とう」桂光一・光二

「ものしり博士」高峰和才・洋才

 

31回 1983.2.26

優勝「中村先輩の悩み」青空一歩・三歩

 

「通信論争」桂光一・光二

「運転免許証」東京助・玉助

「結婚相談所」高峰和才・洋才

「花も嵐もぶっちぎり」深水みつか・かおり

「僕の趣味」大空ネット・ワーク

 

32回 1984.2.25

優勝「今こそ菊池寛」高峰和才・洋才

 

「親孝行」東京助・玉助

「カラオケ大会生放送」大空ネット・ワーク

「生活のリズム」大空遊平・大海かほり

「日本列島ブーム模様」新山絵理・真理

「ソウルへの道」ピックルス(みつか・かおり)

 

33回 1985.2.23
優勝「もちつもたれつ」桂光一・光二

 

「スポーツと観衆」青空きんし・ぎんし

「血液型A・B・O?」東玉助・洸介

「幸福ってなあに」大空ネット・ワーク

「男らしさ女らしさ」大空遊平・大海かほり

「結婚その遠き道のり」新山絵理・真理

 

34回 1986.2.22

優勝「なんてったってミーハー」新山絵理・真理

 

「血液型面白ゼミナール」東洸介・玉助

「ハウソロジー」大空ネット・ワーク

「世相ガイダンス」てきさすコンビ

「スポーツクラブ・その光と影」春風こうた・ふくた

「結婚バンザイ!」ペコちゃん

 

 この34回をもって、長きにわたって多くの人材を輩出したNHK漫才コンクールは終焉を迎え、東京漫才は厳しい冬の時代と、これまでの門閥やしがらみに囚われないニュータイプの漫才師たちが台頭する世の中を迎えることとなる。

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