東京漫才を彩った人々 ペコちゃん(太田スセリ・岡野ゆかり) ペコちゃんはお笑いブーム末期に活躍した太田スセリと岡野ゆかりからなる女性漫才コンビである。巨体で毒舌の太田が、小柄な岡野をいびり倒す漫才で人気を博した。太田は「オオタスセリ」と改名し、歌手や女優としても活躍。「ストーカーと呼ばないで」の名曲(?)でも知られる。 2023.02.27 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 立花家色奴・小奴 立花家色奴・小奴は戦後活躍した漫才師。色奴は元々「唄の家いろ奴」と名乗る女流噺家の走りであったが、三代目三遊亭円遊に嫁いだ。小奴は円遊と色奴の娘で、戦時中父が死んだために戦後、母と共に高座に現れ、女道楽とも女流漫才ともつかない不思議な芸をやっていた。後年は赤坂芸妓になった。 2023.02.26 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 海老一鐵五郎(太神楽) 海老一鐵五郎は明治~戦前活躍した太神楽芸人。海老一宗家の倅として生まれ、若い頃は兄・海老蔵、弟・繁司とともに海老一三兄弟として売れに売れた。後年、独立し「海老一鐵五郎一座」を主宰。浅草から出発し、後に大阪・京都でも人気を博したが、関東大震災で苦労を重ねて、最後は朝鮮へ渡ってしまった。 2023.02.25 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 青空ハズム・リズム 青空ハズム・リズムは戦後活躍した漫才師。コロムビアトップ・ライトの門下生としてデビューを果たしたが、あまり長くは続かなかった。ハズムは後にローカルタレントとなり、リズムは「青空ピック・アップ」、さらに「夢大作」と改名。女流漫才の海原千里・万里の万里と結婚して話題になった。 2023.02.25 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 お笑い新幹線(水原雪雄・みのべ実) お笑い新幹線(水原雪雄・みのべ実)は昭和末~平成にかけて活躍した歌謡漫才。水原は「春日富士松・雪雄」以来の漫才師であり、みのべはアマチュア物真似芸人から、小島宏之とダイナブラザーズのメンバー、歌謡漫談「お笑い新幹線」を組んだという変わり種であった。 2023.02.23 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 大瀬しのぶ・こいじ 大瀬しのぶ・こいじは戦後~平成に活躍した漫才師。共に30代後半でコンビ結成するスロースターターであったが、方言漫才を確立し一時代を築いた。後年、東京から東北へと拠点を移し、元祖ローカルタレントとして活躍。しのぶは「青森が生んだ大スター」といわれるほどの人気を博した。 2023.02.22 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 高峰愛天・東天 高峰愛天・東天は戦後~平成に活躍した漫才師。リーガル天才門下の俊英で、一時期はホープとして目されていた事もある。東天は8代目三笑亭可楽の門下で落語家、小金井芦州の門下で講談師を経て漫才師になったという不思議な芸歴を持っていた。 2023.02.16 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 東京太・京二 東京太・京二は戦後~1980年代まで活躍した東京漫才師。松鶴家千代若に厳しく仕込まれた京太と俳優出身でWけんじ門下の京二の凸凹ぶりが売り物であった。ノリロー・トリロー、みつる・ひろしと並んで「東京漫才の御三家」として活躍。長らく東京漫才を牽制し続けてきた。 2023.02.14 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 大空みつる・ひろし 大空みつる・ひろしは戦後~平成初頭まで活躍した漫才師。大空ヒット門下の俊英として売り出し、新山ノリロー・トリロー、東京太・京二と共に「東京漫才の御三家」として名声をほしいままにしたが、自堕落な性格と病弱が原因で最終的にコンビを解散してしまった。 2023.02.10 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 大空せんり・まんり 大空せんり・まんりは戦後活躍した漫才師。エノケンの末弟子と大空ヒットの息子という毛並みの良さで売出したが、長続きはしなかった。せんりは後に兄弟弟子と「大空ネット・ワーク」を結成し、2000年代まで長い息を保つ事となる。 2023.02.09 東京漫才を彩った人々
東京漫才を彩った人々 てきさすコンビ(三田みつお・まさお) てきさすコンビ(三田みつお・まさお)は戦後~漫才ブームに活躍した兄弟コンビ。元々は大阪の三田まさるの門下生であったが、上京して東京の漫才師としてデビュー。珍妙なコミックマジックや独特のコント仕立ての漫才を得意とし、『お笑いスター誕生』などで活躍した。みつおは心臓が悪く夭折を遂げた。 2023.02.07 東京漫才を彩った人々
演芸書籍類従 永六輔『芸人たちの芸能史』 永六輔『芸人たちの芸能史』は、1975年文藝春秋より発売された放送作家、作詞家、エッセイスト、俳優、司会者……様々な顔を持ち合わせた永六輔が書き上げた演芸に対するエッセイやアンケート集です。 2023.02.07 演芸書籍類従
東京漫才を彩った人々 青空ヒッチ・ハイク 青空ヒッチ・ハイクは戦後~漫才ブーム時代に活躍した漫才師。青空うれしの弟子筋に当たり、フレッシュな掛合と達者な司会漫才で注目を集め、後には漫才コンクールで優勝までもぎ取っているが、師匠よりも先に芸能界を引退してしまった。 2023.02.05 東京漫才を彩った人々
色物のすべて(仮) 松井源女(曲独楽) 松井源女は戦前活躍した女流曲独楽師。西洋奇術の鼻祖的存在であるアサヒマンマロの娘であったというが、松井源水に師事をして独楽を修得。女曲独楽の一人として寄席で稼いだ。二代目柳家小せんに嫁ぎ、夫婦仲よく稼いでいたが夭折した。 2023.02.03 色物のすべて(仮)