2023-06

東京漫才を彩った人々

春日三球・照代

春日三球・照代は戦後活躍した夫婦漫才。ほのぼのとした話術の中に鋭い社会風刺や観察を含んだネタを得意とした。中でも「地下鉄はどこから入るの?」という疑問をナンセンス風に処理した「地下鉄漫才」はすさまじい人気を博し、漫才ブームにも便乗して東京漫才の大スターとして君臨した。
色物のすべて(仮)

喜楽家ヘナチョコ(四つ竹雑芸)

喜楽家ヘナチョコは関東大震災以前から昭和初頭にかけて浅草の色物席や安来節一座で活躍した芸人。四つ竹を叩いて、端唄小唄や流行歌を奏でながら、珍妙に踊るという珍芸を得意としたそうだが、経歴には兎に角謎が多い。
演芸書籍類従

吉田留三郎『かみがた演芸漫才太平記』(演芸書籍類従)

『かみがた演芸漫才太平記』は、吉田留三郎が『大阪朝日新聞』に1959年から3年間、定期的に連載していた『漫才太平記』を加筆・修正した上でまとめあげた一冊です。当時、演芸界の生き字引であった吉田だけに色々な裏話、逸話が豊富であるのが最大の特徴です。
演芸書籍類従

小島貞二『昭和演芸秘史』(演芸書籍類従)

『昭和演芸秘史』は、演芸研究家・小島貞二がこれまでの調査や聞書きをまとめた「大衆芸能史の入門誌」というべき代物です。ガチガチの考証を加えた『大衆芸能資料集成』よりも優しく、『漫才世相史』よりも声帯模写・漫談・歌謡漫談と色々なジャンルを集まっています。
東京漫才を彩った人々

宝家楽三郎・直太郎

宝家楽三郎・直太郎は戦前活躍した漫才師兼曲芸師。宝家和楽門下の曲芸師であったが、漫才ブームに便乗して「曲芸漫才」の第一人者として高座に立つようになった。楽三郎は戦後、息子たちを集め、「キッチントリオ」なるグループを結成。1960年代まで活躍を続けた。

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