2019-07

東京漫才を彩った人々

英伊佐男・川畑やなぎ

英伊佐男・川畑柳は戦前に活躍した漫才師。伊佐男は、奇人として知られていたそうで、鈴々舎馬風と共に多くの逸話を残したという。刑務所慰問へ行って囚人服を寝間着代わりに貰うなど、その最たるものである。敗戦直前に中国へ慰問に行き、帰国するまで大変な目に遭った悲劇的な人物でもある。
東京漫才を彩った人々

春日章・チエミ

春日章・チエミは戦後活躍した漫才師。太刀村筆勇の弟で、春日淳子・照代の叔父叔母に当たる。ギターの腕前は、漫才界随一の腕前だったそうで、何でも達者に弾きこなす音曲漫才で人気があった。
東京漫才を彩った人々

内海突破・並木一路

内海突破・並木一路とは、戦前戦後に活躍した東京漫才の大スター。放送媒体を中心に活躍をつづけ、漫才師として一世を風靡した功労者的存在でもある。突破は喜劇俳優、司会者として、並木一路はコメディアン、映画俳優としても活躍した。
東京漫才を彩った人々

千家松人形・お鯉

千家松人形・お鯉は戦後に活躍した女道楽のコンビ。達者な三味線と音曲を得意とし、落語芸術協会系の寄席で活躍をつづけ、女道楽の片鱗を思わせる芸で、多くの関係者をうならせた。人形は、博多家人形という名前で戦前からの売れっ子であった。

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