冨士五郎・十郎

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 冨士五郎・十郎

五郎(左)・十郎(右)

 人物

富士 五郎ふじ ごろう

 ・本 名 古泉 一三
 ・生没年 ??~??
 ・出身地 ??

富士 十郎ふじ じゅうろう

 ・本 名 大澤 三郎
 ・生没年 ??~??
 ・出身地 ??

 戦前の漫才師の一組。当然のことのようであるが、前歴は不明だらけである。芸名は曾我五郎十郎の富士の巻狩りから取ったものであろう。

 経歴には不明が多いが、1936年に日本チャップリンや大和家貞夫などと帝都漫才組合を脱退した記録がある。

 東喜代駒の関係者だったらしく、彼の一座に入って巡業に出たり、漫才新興連盟に参加している様子が伺える。以下は『荘内 二十四巻』に掲載された、1939年に東喜代駒と共に山形県を巡業した際の記録の引用である。

 ……次は兵隊万才富士五郎と富士十郎之は又非常時にふさはしきものにて、豫備役の應召兵が一日も早く戦地に行き親に劣らぬ戰功を樹てたいが、未だ出發命令に接せず、毎日々々風呂場の當番では困ると諧謔交りの万才には一同は臍の皮がよれる様な大笑ひで大喜び

 その後も『都新聞』廃刊ごろまで消息が追えるが、兵隊漫才という芸種故か、敗戦と同時に消息不明となる。

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