演芸書籍類従

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吉田留三郎『かみがた演芸漫才太平記』(演芸書籍類従)

『かみがた演芸漫才太平記』は、吉田留三郎が『大阪朝日新聞』に1959年から3年間、定期的に連載していた『漫才太平記』を加筆・修正した上でまとめあげた一冊です。当時、演芸界の生き字引であった吉田だけに色々な裏話、逸話が豊富であるのが最大の特徴です。
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小島貞二『昭和演芸秘史』(演芸書籍類従)

『昭和演芸秘史』は、演芸研究家・小島貞二がこれまでの調査や聞書きをまとめた「大衆芸能史の入門誌」というべき代物です。ガチガチの考証を加えた『大衆芸能資料集成』よりも優しく、『漫才世相史』よりも声帯模写・漫談・歌謡漫談と色々なジャンルを集まっています。
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遠藤佳三『お笑い作家の東京漫才うらばな史』(演芸書籍類従)

遠藤佳三『お笑い作家の東京漫才うらばな史』(演芸書籍類従) 小島貞二門下で、笑点のチーフ作家としても知られる遠藤佳三が、40年以上の演芸作家生活を記念して書き留めた「演芸作家回顧録」というべき一作です。何かと語られない「裏方から見た東京漫才や演芸」を貴重な写真と共に紹介しています。
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立川談志『立川談志遺言大全集 第十四巻 芸人論Ⅱ 早めの遺言』(演芸書籍類従) 

戦後落語界の鬼才とうたわれ、色々な逸話と伝説を残した立川談志が生前「遺言」のつもりで刊行した全集の一つです。14冊ほど刊行されましたが、10冊ほどは落語の速記や落語論、残りの3冊は『現代落語論』を筆頭に、自身が執筆した理論書の採録です。
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小沢昭一『私のための芸能野史』(演芸書籍類従)

小沢昭一『私のための芸能野史』(演芸書籍類従)は、個性派俳優として知られた小沢昭一が自身のライフワークであった「放浪芸」を発表すべく書き上げた野心作です。当時生き残っていた大衆芸能の片鱗を探し歩き、それをまとめあげています。漫才のみならず芸能史を代表する名著です。
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小沢昭一『小沢昭一がめぐる寄席の世界』(演芸書籍類従)

小沢昭一『小沢昭一がめぐる寄席の世界』は、元々『週刊朝日』に掲載されていた対談集を一冊にまとめたものです。「寄席の世界」と称するように講談、浪曲、漫才、前座、お囃子、席亭、研究者、評論家と寄席を陰から支える面々まで取り揃えています。
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石田信夫『安来節』(演芸書籍類従)

石田信夫『安来節』(演芸書籍類従)中国新聞の記者だった石田信夫氏が取材生活の傍らで「中国地方を代表する民謡・安来節を研究する人はいるが、大衆芸能的な側面ではどういう広がり方をしてきたのか」という疑問と地元愛から完成させた一書です。
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小島貞二『演芸博物館 白編』(演芸書籍類従)

『演芸博物館 白編』は演芸研究家でお馴染の小島貞二が昭和末に発売した演芸雑学をまとめた一冊です。「博物館」の通り、物凄くマイナーなネタが含まれています。白とあるように、この本は「紅・白」の二巻セットの下巻です。紅は6月、白は9月に発売されています。
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小島貞二『演芸博物館 紅編』(演芸書籍類従)

演芸研究家でお馴染の小島貞二が昭和末に発売した演芸雑学をまとめた一冊です。「博物館」の通り、物凄くマイナーなネタが含まれています。紅とあるように、この本は「紅・白」の二巻セットの上巻です。紅は6月、白は9月に発売されています。
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大瀬しのぶ『わだス大瀬しのぶでござんス タレント・漫才、泣き笑い人生 大瀬しのぶ自伝』(演芸書籍類従)

大瀬しのぶ『わだス大瀬しのぶでござんス タレント・漫才、泣き笑い人生 大瀬しのぶ自伝』(演芸書籍類従)東北の大スターを自称した漫才師・大瀬しのぶの自伝です。兎に角昭和の漫才師は自伝を書かない中で、これだけの自伝を書き上げた事は特筆すべきでしょう。
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井上宏編『放送演芸史』(演芸書籍類従)

「井上宏編『放送演芸史』(演芸書籍類従)」笑学研究を称する社会学者・井上宏がリーダーとなって相羽秋夫、熊谷富夫、長島平洋、環白穏、都築敏子、山口洋司、古川嘉一郎といった演芸・マスコミ研究関係者がそれぞれ寄稿して生まれたのがこの『放送演芸史』です。
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玉川一郎『よみうり演芸館 東京漫才篇』(演芸書籍類従)

『よみうり演芸館 東京漫才篇』は『読売新聞 夕刊』(1960年2月8日号〜3月2日号)に掲載されていた玉川一郎の連載です。玉川一郎の目を通して当時の東京漫才の繁盛ぶりや歴史を振り返った連載物です。
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色川武大『寄席放浪記』(演芸書籍類従)

マージャンに命をかける男女の姿を描いた『麻雀放浪記』や直木賞受賞作『離婚』で知られる阿佐田哲也こと色川武大。そんな彼が「退屈な寄席情緒を楽しんでほしい」と、嘗ての寄席通いや芸人との奇妙な交友録を描いたエッセイが「寄席放浪記」である。
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永六輔『芸人たちの芸能史』

永六輔『芸人たちの芸能史』は、1975年文藝春秋より発売された放送作家、作詞家、エッセイスト、俳優、司会者……様々な顔を持ち合わせた永六輔が書き上げた演芸に対するエッセイやアンケート集です。
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相羽秋夫 『上方演芸人名鑑』(演芸書籍類従)

「上方演芸人名鑑」は『漫才入門百科』の作者である演芸評論家・相羽秋夫の事実上のデビュー作です。『名鑑』と称するように、1980年当時健在だった芸人と、それ以前に亡くなった(1964年以降ころから15年間)芸人たちをまとめた人物事典のようなものです。
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室町京之介『漫才千夜一夜』(演芸書籍類従)

『漫才千夜一夜』は、『内外タイムス』(1951年10月18日号~27日号)に掲載された演芸作家・室町京之介の連載です。掲載紙が掲載紙だけになかなか下世話な話題もあるのですが、それを差し引いても当時現役だった漫才師の経歴や逸話が掲載されていて貴重です。
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アサヒ芸能新聞『関東漫才切捨御免』(演芸書籍類従)

『関東漫才切捨御免』は演芸作家・松浦善三郎(泉三郎)が1953年10月から1954年4月まで、『アサヒ芸能新聞』(アサヒ芸能の前身)に連載していた芸評です。「切捨御免」と称したように、当時の漫才師の芸風や動向を忖度することなくズバズバ切り捨てています。
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富澤慶秀『「東京漫才」列伝』(演芸書籍類従)

『「東京漫才」列伝』は記者の富澤慶秀が、21世紀の幕開け前後に採録した東京漫才師への聞書きをまとめた「東京漫才師達のインタビュー録」というべき一冊です。『東京漫才列伝』と仰々しいタイトルですが、中身は至って明朗な芸人録となっています
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秋田実『大阪笑話史』(演芸書籍類従)

『大阪笑話史』は漫才作家の父として知られる秋田実が1963年に『大阪新聞』に連載していた「漫才の笑い」なる連載をまとめたものです。秋田実の死後に刊行された関係もあってか、巻末には秋田実の年譜・年表が紹介されており、事実上の「遺稿集」となっております。
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大空ヒット『漫才七転び八起き』(演芸書籍類従)

東京漫才の大幹部として知られた大空ヒットが最晩年にまとめた自らの一代記です。「七転び八起き」と題した様に、幼少期からはじまって芸能界入りの顛末、漫才界入りの事情、喜代駒の身内になって東京漫才界の仲間入り、戦後の夫婦漫才結成と解散――といった転々とした人生が描かれています。
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小島貞二『漫才世相史』(演芸書籍類従)

『漫才世相史』は演芸家研究家・小島貞二が「漫才の歴史はハッキリ調べて発表されたことがない。一度調べて発表しよう」という志で完成させ、一九六五年に毎日出版社から発行・発売された漫才の歴史をまとめて綴った労作です。
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相羽秋夫『漫才入門百科』(演芸書籍類従)

相羽秋夫『漫才入門百科』弘文出版(2001年発行 262頁 サイズ・A5)演芸評論家・相羽秋夫が自身の経験や調査を基にまとめた漫才の歴史書がこの『漫才入門百科』です。珍芸や雑芸の方面における漫才に触れているのも大きな特徴です。

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