色物のすべて(仮) 柳家あやめ(百面相) 柳家あやめは戦前戦後活躍した百面相の芸人。あやめの名跡そのものは二代目に当たるという。色物席や余興で活躍をし、人気を集めた。戦前戦後長きにわたって活躍した大朝家美代子・豊子の実の父親でもある。 2023.01.07 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 山田天心(琵琶・柴笛) 山田天心は大正期に活躍した寄席芸人。元々は琵琶の師範であったが、「大衆的な琵琶」を志して寄席入りし、柴笛と講談、浄瑠璃の味わいを入れた独自の音曲を展開し、人気を集めたが、1923年9月の関東大震災に巻き込まれ、悲劇的な最期を遂げた。 2023.01.06 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 帰天斎小正一(奇術) 帰天斎小正一は明治から大正にかけて活躍した奇術師。元々落語家であったが、奇術の帰天斎正一に弟子入りし「帰天斎小正一」を襲名。落語家団体の貴重な色物、西洋奇術の名手として人気を集めたが、1923年9月の関東大震災に被災し、悲劇的な最期を遂げた。 2023.01.05 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 趙相元(奇術) 趙相元は戦前活躍した奇術師・曲芸師。名前の通り、中国系の人物で器用な芸を見せた。中華曲技ブームで来日し、そのまま日本人女性と結婚。日本の芸人となった。息子が戦後、三味線漫談で活躍した二代目柳家三亀松。 2023.01.04 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 春風亭華扇(踊り) 「春風亭華扇(踊り)- 色物のすべて(仮)」春風亭華扇は戦前活躍した落語家・舞踊家。春風亭華柳の愛弟子であったが、落語よりも音曲や舞踊を得意とし、色物芸人の色合いが強かったという。睦会の花形であったが夭折をした。 2023.01.03 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 17代目海老一海老蔵(太神楽) 海老一海老蔵(17代目)は戦前戦後活躍した太神楽の親方。海老一宗家を継承し、海老一染之助・染太郎の師匠として活躍した。品のある曲芸を得意とし、若くして成功をおさめたが、戦後は病気がちであった。娘の一人が桂小益(文楽)に嫁いだ関係から、文楽は娘婿に当たる。 2023.01.02 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 揚羽家延八(漫芸) 揚羽家延八は戦前戦後活躍した幇間出身の漫芸家・腹話術師。牛込幇間の売れっ子として知られ、声色、舞踊を達者にこなしたほか、大辻司郎や東喜代駒と手を組んで、独自の漫談・話芸の展開を行った。元祖寄席芸人となった幇間の一人である。 2023.01.01 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 弄珠子ビリケン(奇術) 弄珠子ビリケンは明治~昭和に活躍した奇術師。地天斎貞一の弟子で「貞王」といっていたが、「弄珠子ビリケン」と改名した。これで「ロウキュウシ」と読むらしい。昭和初期まで第一線で活躍し、後年は地天斎貞一の二代目を襲名している。 2022.12.31 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 海老一柳語楼(太神楽) 「海老一柳語楼(太神楽)- 色物のすべて(仮)」春風亭柳語楼は戦前戦後活躍した落語家兼太神楽の後見。落語家として籍を置きながら、大神楽の方面で出演し、そちらで食っていた――という不思議な人物であった。ある意味では雑芸人といえるかもしれない。 2022.12.31 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 初代江川マストン(曲芸) 江川マストン(初代)は戦前戦後活躍した曲芸師。「江川の玉乗り」として一世を風靡した江川一座の出身で、「空中軒マストン」を経て、「江川マストン」を襲名。玉乗り曲技の名人として名声誉れをほしいままにした。倅も玉乗りの二代目江川マストン。 2022.12.30 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 地天斎貞一(奇術) 「地天斎貞一(奇術)- 色物のすべて(仮)」地天斎貞一は戦前活躍した奇術師。「シルクハット」を独自に改良した「瞞着帽子」という芸で売り出し、西洋奇術黎明期に名を残し、寄席の奇術という領域を確立した功績を残している。帰天斎正一とは別人である。 2022.12.29 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 国守一誠(剣舞) 「国守一誠(剣舞)- 色物のすべて(仮)」国守一誠は戦前活躍した剣舞の芸人。見事な風格と力強い舞台は日比野雷風・大輪正秀と並ぶ程の人気があったという。剣舞家として色物席にたびたび登場をした。 2022.12.28 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 春風胡蝶斎(珍芸) 「春風胡蝶斎(珍芸)- 色物のすべて(仮)」春風胡蝶斎は戦前活躍した珍芸を得意とした芸人。落語家から色物に転向し、逆さ獅子と呼ばれる曲芸的な舞踊や足芸、キセルの使い分けなど珍芸で寄席を盛り上がらせたという。 2022.12.27 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 東富士郎(バイオリン演歌) 東富士郎は戦前戦後活躍したバイオリン演歌・バイオリン漫談家。元々は書生節を演じるバイオリン演歌師であったが、演歌の衰退で廃業。東富士子・桂小文治の身内になり、寄席に出入りするようになった。奇人変人として知られた。 2022.12.26 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 桃月亭雛太郎(音曲) 「桃月亭雛太郎(音曲)- 色物のすべて(仮)」桃月亭雛太郎は戦前活躍した落語家・音曲師。乃木大将率いる師団に所属し、日露戦争に従軍。二〇三高地の激戦で重傷を負い、まともに働けなくなってしまったために落語界に入り、一家を成したという珍しい人物であった。 2022.12.26 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 柳家小満ん(百面相) 「柳家小満ん(百面相)- 色物のすべて(仮)」柳家小満んは戦前戦後活躍した百面相の芸人。元々落語家であったが百面相がうまく、百面相専門の芸人に転じた。目が悪かったが戦後まで活躍した。「ケメコ」のギャグでウケた柳家小せんは実の息子。 2022.12.25 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 柳亭雛太郎(舞踊) 「柳亭雛太郎(舞踊)- 色物のすべて(仮)」柳亭雛太郎は戦後活躍した落語家兼舞踊家。落語よりも踊りがうまく、操り踊りや珍芸風の踊りを得意として踊った。芸術協会でも有数の踊り手であったが、40手前で夭折した。 2022.12.25 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 柳家小志ん(曲独楽) 「柳家小志ん(曲独楽)- 色物のすべて(仮)」柳家小志んは戦前戦後活躍した曲独楽の芸人。幼少期は太神楽の芸人としてスタートしたが、思う所あって曲独楽に転身。後年、落語協会へ参入し、寄席の色物としても活躍した。息子は平成まで活躍した柳家とし松。 2022.12.24 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) アダチ龍一(奇術) 「アダチ龍一(奇術)- 色物のすべて(仮)」アダチ龍一は戦後~平成初頭に活躍した奇術師。「アダチ」の屋号通り、アダチ竜光の弟子である。師匠譲りの堅実な奇術を得意とし、落語協会の色物として長い息を保った。 2022.12.24 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 三遊亭円福(百面相) 「三遊亭円福(百面相)- 色物のすべて(仮)」三遊亭円福は戦前戦後活躍した百面相の芸人。元々は落語家であったが、落語よりも雑芸の方がうまく色物一座を転々としたという。晩年は老前座として寄席に出勤する傍ら、興行社を経営して余生を送っていたという。漫才の條アキラは息子。 2022.12.24 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 大川喜代志(歌謡漫談) 「大川喜代志(歌謡漫談)- 色物のすべて(仮)」大川喜代志は戦後活躍した歌謡漫談の芸人。漫才師としても活躍した。落語協会の番付に出て来る「喜代志」とはこの人の事。東喜代駒とは関係はないという。 2022.12.24 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 名和太郎(腹話術) 名和太郎は戦後活躍した腹話術師・経営者。腹話術からスタートして芸能学院を設立。一時は実業家として大きな成功をおさめた。今や日本の文化としても知られるジャニー喜多川率いる初代ジャニーズ設立に関与した「新芸能学院」は、この人が運営していたもの。 2022.12.24 色物のすべて(仮)
色物のすべて(仮) 三代目松柳亭鶴枝(百面相) 「三代目松柳亭鶴枝(百面相)- 色物のすべて(仮)」松柳亭鶴枝(三代目)は戦前活躍した百面相の芸人。コミカルな百面相を得意とし、一時は凄まじい人気を得たが戦時中に思わぬ問題から零落し、失意の最期を遂げた。ロカビリー歌手で『あしたのジョー』などで知られる尾藤イサオは彼の末の息子である。 2022.12.24 色物のすべて(仮)